就職先での出来事 5

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裏ブログ

冷蔵冷凍庫での過酷な作業から体を解放し、次は美容に戻ることにしました。

この前に2件ほど物流の面接に行きました。1件は家からはかなり遠かったのですが、

社員募集だった事もあり、面接を受け、返事待ちでした。

もう1件はこの倉庫のすぐ近くで、パートの募集だったのですが、

通いやすいため面接をしましたが、何と、以前勤めた某ECサイトの隣の建物だったのです。

そのECサイトは最近、倉庫丸っと引越しして来たのは知っていたのですが、

まさかその隣とは知らず、しかも面接官が、あの社員たちと仲が良かったとの事、

他が決まれば断るつもりでした。

他の倉庫の募集が良いのがなくどうしようかと思っていたところ、

美容の募集を見つけ、面接をしたところ、その日にOKをもらい働くことに決めたのです。

倉庫は決まったのですが、辞退しました。

そんなこんなで働き始めた美容。久々に普通の生活をしている感覚になりました。

その前には有給で少し休んでいたのですが、刑務所から出て来た様な感覚になりました。

(刑務所は入った事はありませんが)

普通の生活に戻って来たと実感したのです。それほどまでにあの倉庫は昼も夜もなく、

1年中冬で、ただ作業をしにいくだけの単調な日々。

日にちも時間も季節も実感はなかったのです。

倉庫のシステムも古く、働いている人達の感覚もOLD・・・

そこから解放され、人と関わる仕事が心地よかった。

リニューアルオープンの新規スタッフとして、決まっていましたが、オープンまでは

既存のお店で働く事になりました。

同じ店舗にいく予定のスタッフも感じがよくとても楽しく働いていました。

新規オープン

新規オープン直前となり、他店から1人来る事が決定しました。ベテランスタッフです。

この人は以前ヘルプに行った先の店舗で、1日一緒に働いたことのある人でした。

何となく少しの不安を抱えながらのスタートとなりました。

この人といると、変な気を使うんです。あまり気にしない様にしていましたが、正直疲れました。

初めは何とか付かず離れずやってましたが、だんだんとおかしなことになっていくのです。

新人さん

オープンしてすぐに新規スタッフが入って来ました。

この人は面白い人で、このお店のムードメーカになると、楽しみにしていました。

新人さんとはいえ、スタイリスト上がりですので、こちらも助かります。

ベテラン暴走

このベテランスタッフが移動して来たのには訳がありました。

既存の店のスタッフと関係が悪く、会社が、リニューアルオープンする店に行かないか?

と誘っていた様でした。

その人の暴走が始まりました。この仲の悪い相手の悪口を、

何も知らない私たちに言い始めたのです。口を開けばそのことばかり・・・

まあ以前ヘルプに行った時も言っていましたし、

他店のスタッフにも言いふらしてましたから、こうなる事はわかっていましたが、

実際自分で確かめないと、ホントかどうかもわからないし、

悪口に乗っかるのも嫌なので、軽く流していました。

相手の人はこの会社では相当な悪人に仕上がっていましたね。

ベテランの方向転換

私と、もう一人のスタッフは、同じに入社した同期でした。

この人とは何の気を使う事もなく自然にいられて楽でした。

とても良い子で、仕事にも全力。お店を良くしようと頑張っていました。

それが気持ちよく、一緒に働く日は、朝から楽しみでした。

ベテランスタッフは、悪口に乗っからない私たちにつまらなくなったのか、

私に、同期の子の事を、「わがままだ」と他の店舗に人が言っと言って来ました。

私は即座に危険を感じましたので、その子をフォローする様な返答をしたのです。

しばらくは、おさまってたと思っていたのですが、

実は私の知らない所でいじめが始まっていたのです。

その子とだけ話さない。嫌みを連発し、勝手に不機嫌になる。徐々に私も気がつくほど、

酷くなって行きました。

このお店はもともとあまり忙しくなく、ヘルプに出たりする事が多く、

スタッフが揃う事はなかなかなくなっていましたので、気がつくのが遅くなったのです。

そうこうしている内に火種は私へと・・・今度は私にも嫌みを言ったり、

無視をしたりが始まりました。

新人さんはすっかりベテランに取り込まれ、私たちの事を、

一緒になって無視をする様になって行きました。

店の責任者にも私たちの事を言っていた様で、責任者にそれが悪いんじゃない?

なんて、いきなり指摘されたりする事で、触れ回っている事がわかったりしたのです。

これまた、他店にヘルプに行くたびに同期の子と私の悪口を触れ回っていた様です。

ただ、私も同期も他店のスタッフとは仲が良く気持ち良く仕事をしていて、以前いた店舗では

うまいこと悪口が言えなかった様です。

ただ同期の子と一緒に仕事をした事がない人が1人いて、その人には散々言っていた様です。

その人は鵜呑みにしていた様で、

それを知った仲良かったスタッフが、「おかしいのはアイツだよ」となり、

今まで散々言われていた、既存店のスタッフが、実は悪くない事にみんなが気づき始めるのです。

ただその時はもう遅く、今まで、店長にも相談して来たのにもかかわらず、

解決はしなかったので、私と同期は辞める事にしていました。

そう決める前に私はベテランと話をする機会を設けました。

自分の思っている事を言った上で、彼女に謝ろうと思ったからです。

ダミー予約事件

辞める事を視野に入れ始めた時、店の予約にダミーが入っている事が、問題となりました。

これは入社した時からすでにみんながやっていた事で、

この詰め詰めの予約では多少致し方ないと思っていましたし、

私もリニューアル店ではやっていました。

各店を店長が回り実態調査をしていました。

私の所にも聞き取りに来ました。

私が入れていることはわかっていて、かなり怒られました。当然です。

ただ話を聞いてくれて、こんな状態のお店で、協力して出来ないので、入れていた事、

自分にまだ自信がないので少し入れていた事、みんなのところにも入れていた事、

みんなと相談して入れた事、また自信がついて来た最近は入れていない事など、

自分だけ楽をしようとして入れていたのではないと

わかった店長はこれからは気をつける様に、

みんなと協力して運営する様にと、言ってくれました。

ただスタッフとの協力体制がとりにくいからと、このダミー予約を入れる事で、

スタッフとの協力体制をとらなくても良い流れになり、悪循環だったなあと反省しました。

他の店舗のダミーの状況は、悪口を言いふらされていた人の店舗は、

その人が基本一人で営業していましたので、本当に詰まってしまう所に入れたりしていた様で、

私と同様、あまり問題にはなりませんでした。

もう1店舗は、かなり悪質だと判断され、かなり責められ、辞める人が続出しました。

そこは、自分のところにダミーをたくさん入れ、自分の嫌いな人に

たくさん仕事をさせると言う事をやっていた上、予約の入れ方も

自分でアカウントを作り、バレない様にしていたのです。

私たちはその場で予約を入れる簡単な方法で、そんな巧妙な手口は使っていなかったので、

かわいいもんです。

いよいよ疲れが溜まって来ました。

遠い店舗へのヘルプが続き、自店に居てもイジメで無視。体を使う仕事なので、

八方塞がりです。本当に心も体も疲れて来ていました。次のお店も検索していましたが、

なかなか条件に合ったところがなく、どうしようかと思っていたところ、

同期の子が美容室を探して来て、体験入店していると、

私の事を話したら、ぜひ来てくれとの事だと言うのです。

これには本当に感激し、美容室の柔軟さと、人手が欲しい業界に感謝しました。

もちろん同期の子と、そのお店の店長さんにもね。

もう一人の新人さん

リニューアルオープンしてからすぐに入って来た新人さんに続き、

もう一人入店して来た人がいました。

この人は立ち回りがうまく、ベテランスタッフとも私たちともうまくやっていました。

この人にも気を使わず済んだことはとても救いでした。

2人営業で、無視されるとやりにくくて仕方ないのですが、

運良くこの人と一緒の時はホッとしたものです。

同期と私はなぜかあまり一緒になることはなく、

この会社に入ってからは、どちらかがヘルプか公休日といった感じでしたので・・・

責任者

ここの責任者は常に不在です。店舗に店長を立てるシステムは無く、

責任者が各店を見ている感じでした。が、グループ会社の他の店舗も見ていましたので、

5店舗を見ている人だったのです。なおかつ自分のお客様もありましたので

なかなか手も気も回らないのが実情でした。

本当ならば、自然とリーダー的な人が出来、うまく回っていくのでしょうが、

なんせこのベテランが引っ掻き回していたので、そうは行きませんでした。

仕事内容もカラー専門店ですので、美容室の様に、アシスタントが無く、

みんな対等に働ける環境なはずなので、働きやすいはずです。

このベテランがいなければかなり違った未来があったでしょうね。

同期がリーダーになる話も出て来ていたし、私も大賛成で、バックアップするつもりでした。

ここで学んだこと

この事件で、同期と話した時に「もっと相手の立場を考えられるといいですね・・・」

といった言葉にハッとさせられました。

私達は被害者なのですが、相手からしてみたら、私たちは加害者なんですよね。

同期はベテランのことを指摘したのですが、相手の立場に立った時そう気が付いたんです。

私達も、相手を少なからず傷つけたわけです。

これで、ベテランと話をする機会を設け、思ったことを言った上で、

傷つけたであろうと謝ったのです。この時は思った事をズバッとは言いませんでしたが、

何とか上手く話せたと思っています。しっかり謝りましたよ。

負けるが勝ち。前回の会社と同様、ここでも実践しました。

私は間違ってないのに謝った事を悔しいとか、全く思いませんでした。

相手の立場に立った時、どうでも良くなっちゃったんですよね。

早く事態を治めたかったし。

むしろ、ろくに知らない人を自分の狭い了見で決め付けて、勝手に判断し、

拒否る。なんてもったいない事をしてるんだろうと、逆にかわいそうに思ったぐらいです。

この時に前回の会社で起こった事とかなりリンクしているなあと思い、

前回の時とは違った自分の感覚に不思議だったのです。

前回謝った時は完全に頭に来ていて、口先だけで

早く事態を治めたかっただけだったと思います。

今回は少し客観的に見られる様になったかなあと自分の成長を感じました。

その後ベテランはしばらくは機嫌が良かったのですが、

また元に戻って無視が始まりました・・・

こうなるともう、どうしようもありません。私は付き合っていられないと、

早々に辞める事を上司に伝えました。

本音をバシッと言ってやったらもう少し事態は変わったかもしれませんね。

でもこの後のお店で、同期は楽しく働けて、スキルアップも出来たので、

結果オーライだと思っています。

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